【FAR: Lone Sails】ただ前へ。孤独を楽しむ、3時間の車両旅

ゲーム単発紹介

仕事や家庭で、常に「誰か」と関わり続けていると、ふと猛烈に「一人になりたい」と思う夜はありませんか?

言葉も、責任も、人間関係もない。
ただ風の音だけが聞こえる場所へ行きたい。

今夜は、そんな逃避願望を叶えてくれる、美しくも孤独な旅へご案内します。

タイトルは『FAR: Lone Sails(ファー:ローン・セイルズ)』。
これは、文明が滅びた世界を、巨大な車両に乗ってひたすら「右」へ進むだけのロードムービーのようなゲームです。

【FAR: Lone Sails】基本情報

タイトルFAR: Lone Sails
ジャンルアクションアドベンチャー / 乗り物シム
プラットフォームSteam / Switch / PS4 / iOS / Android
クリア目安約3時間
価格帯約1,500円(セール時推奨)

「不便」だからこそ愛おしい、アナログな単純作業

この旅の相棒は、蒸気で動く巨大な車両「オコモティブ」。
見た目は無骨で、ガラクタの寄せ集めのようですが、乗っているうちに不思議な愛着が湧いてきます。

しかし、この相棒はとても手がかかります。

  • 燃料となるゴミを拾って炉にくべる。
  • 燃料が燃えすぎないように、ボタンを押して蒸気を逃がす。
  • 風が吹いてきたら、帆を広げて風を受ける。
  • 故障したらホースで火を消し、溶接機で直す。

プレイヤーであるあなたは、車両の中を忙しく走り回り、これらのアナログなスイッチやレバーを操作し続けなければなりません。

ですが、不思議なことに、この「黙々とした単純作業」がたまらなく心地よいのです。
複雑な思考を停止させ、ただ目の前のレバーを引くことだけに集中する時間は、脳にとって最高の瞑想(マインドフルネス)になります。

言葉のない世界で、退廃美に浸る

このゲームには、セリフもナレーションも一切ありません。
背景に広がるのは、干上がった海、打ち捨てられた巨大な船、かつての文明の跡地だけ。

寂しい景色のはずなのに、そこには圧倒的な「美しさ」があります。

灰色の空の下、エンジンのピストン音だけを響かせて荒野を進む時の孤独感。
それは決してネガティブなものではなく、私たち大人が求めていた「誰にも邪魔されない自由」そのものです。

音楽も秀逸で、旅の盛り上がりに合わせて静かに流れるBGMは、映画のワンシーンのような没入感を与えてくれます。

遊ぶ前の小さな注意点

このゲームは「雰囲気」と「作業」を楽しむことに特化しています。
敵が出てきて戦うようなアクション要素や、派手な展開は一切ありません。

「退屈な時間を楽しむ」という余裕がない時には、少し単調に感じるかもしれません。
逆に、何も考えずにボケーッと画面を眺めていたい時には、これ以上の作品はありません。

まとめ:3時間の静寂な旅をあなたに

『FAR: Lone Sails』は、クリアまで約3時間。
週末の夜、少し夜更かしをして一気に駆け抜けるのにちょうどいいボリュームです。

旅を終えた時、あなたの心には心地よい静寂と、小さな達成感が残っているはずです。
一人になりたい夜は、ぜひこの不器用な車両に乗り込んでみてください。

[FAR: Lone Sails]のSteamページ

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